断熱材設備

高性能グラスウール『フルカットサン』

16Kで24Kに相当する断熱性能を発揮するピンク色の非常に細いガラス繊維の高性能グラスウールです。
従来のグラスウールの数倍の静止空気を保有し、高い断熱性能を実現。
ピッタリ収まるプレカット仕様、施工が簡単で精度も向上。

■グラスウールの特徴

【安全性】
発ガン性が全くなく、健康で安全
グラスウールは、JIS改正で新設されるホルムアルデヒド等級の上位規格(F☆☆☆☆)に該当。
VOC(揮発性有機化合物)も含んでいないなど、シックハウス症候群の原因になる物質の心配もなく安全。
また、発ガン性がないことも、世界的に認められています。

【断熱性】
高い断熱性を最も低いコストで実現します
私たちの身近にある物質の中で、最も熱を伝えにくいものは静止した空気です。
グラスウールは、ガラス繊維の間に大量の静止空気を含み、高い断熱性能を発揮します。
その断熱性能は、密度と厚さで変化し、一般的に密度が高いほど、厚さを増すほど、断熱性能がアップします。
一定の断熱性能をもとに計算すると、グラスウールは最も低コストで断熱できる経済的な断熱材です。

【不燃性】
グラスウールは、有毒ガスのでない、安全な不燃材料です
グラスウールは、不燃材料のガラスを主原料としており、火災時の延焼防止に有効な耐火断熱材料と言えます。
また、発泡ポリスチレンや硬質ウレタン等のように、火災にあった時に猛烈な発煙や有毒なシアン系ガスを発生しないため、非難時の安全確保にも有効な建築材料です。

【環境性】
グラスウールは、地球にやさしいノンフロン断熱材です
フロン系ガス(代替フロンも含む)によるオゾン層の破壊は一段と進行しており、地表に降り注ぐ紫外線による人体への悪影響が心配されていますが、グラスウールは高い断熱性を有するフロン系ガスを使わないノンフロン断熱材です。
しかも、製造中のの排出換算量もきわめて少なく、地球環境にやさしい建築材料です。
原材料もそのほとんどがリサイクルガラスを使用しており、一度使った後も再利用可能なリサイクル製品です。

【防音性】
グラスウールは、すぐれた吸音性で外部からの音の侵入を防ぎます
吸音性にすぐれたグラスウールは、外壁や間仕切り壁等の内部に施工することにより、遮音性が約5〜10dB改善され、室内への騒音の侵入、室外への音漏れを軽減し、静かな室内環境を作ります。

中空の間仕切り壁に吸音性の優れたグラスウールを挿入することにより、図のように中高温域の遮音性能が大きく改善され、軽量で構造に負担の少ない設計が可能になります。

【防蟻性】
グラスウールは、シロアリの食害を受けません
シロアリの生息地域とされる関東以西の地域では、木造住宅のシロアリの被害が多く、木材以外の建築材料も侵食されています。無機材のグラスウールは、こうしたシロアリの食害を受けることはありません。

■製品仕様

製品名 フルカットサン 
使用部位 断熱材(204外壁) 断熱材(天井又は206外壁)
相当密度(*1) 16KHG(高性能グラスウール断熱材16K相当)
厚さ 90mm 140mm
ホルムアルデヒド規制等級 F☆☆☆☆(最上級)
熱抵抗値(m2・K/W) 2.4 3.7
熱伝導率[W/(m・K)] λ=0.038以下
 

*1 相当密度とは住宅金融公庫仕様書で表現されている密度表示のことで、密度16[kg/m3]相当(約16kg/m3)のことです。

■グラスウール標準施工仕様

【施工上の留意点】
グラスウールは厚みと密度によって性能が変わります。
仮に厚み・密度が同じなら断熱性能は変わりません。
しかし、施工精度は大きく変わります。
壁体内に隙間があると本来の断熱性能が維持出来ません。
グラスウールはガラス繊維を綿状に固めたもので、安く施工が出来ますが、垂直に入れると重みで下がるのが欠点です。
丁寧な施工が必要です。

施工状態 フルカットサン100mm厚の場合(表1)

  熱抵抗値 相当するグラスウール
(a)100%の断熱性能 2.6m2K/W 24K品100mm
(b)84%の断熱性能 2.2m2K/W 16K品90mm
(c)46%の断熱性能 1.2m2K/W 10K品60mm
(d)67%の断熱性能 1.5m2K/W 10K品75mm
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